M 機能性マテリアルセッション

新素材「クノーベル」が生み出す新たな機能

多孔質材料の用途は、吸着や吸収という従来の用途から、熱、電気エネルギー利用、薬剤の合成プロセスへの使用など進化と拡大を続けている。それら高度なニーズに対応していくためには、化学的な性質やナノオーダーでの物理構造物性を組み合わせ、制御することで特異的な機能を提供可能である。それらの高機能提供が達成できる材料の一つとして、カーボンファインパウダーであるCNovelTM(クノーベル)を紹介する。

高性能を有する新規のブロックポリイソシアネート

塗料や接着剤などネットワークポリマーの原料として使用されるブロックポリイソシアネートは、今日に至るまで長い研究開発の歴史がある。しかしながら、VOC（揮発性有機化合物）の発散や低温解離性の改善に関して決め手となるものは少なかった。今回、それらの課題に対応するため開発を進めてきた炭酸ブロックポリイソシアネートおよびアンモニアブロックポリイソシアネートを中心に、開発の経緯や特性について紹介する。

光塩基発生剤とアニオンUV硬化

近年、光塩基発生剤にUVを照射し、発生した塩基で液状モノマーを硬化させるアニオンUV硬化が注目されている。
アニオンUV硬化は、ラジカルUV硬化のように酸素による硬化不良を起こさず、活性を長時間維持できる。
また一部のUV硬化系においては酸よりも迅速な硬化性能を示し、金属基板の腐食を起こしにくい。
本セミナーでは、新商品を含む3つの製品とその応用例について紹介する。